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念願の職種に転職できるチャンスがきたけれど、今の仕事より収入が下がってしまう。 そのとき、どちらの道を選ぶか。

こういう迷いの場合も、まずは天職と適職の違いをはっきりさせることが第一です。 一番いいのは、基本の仕事は適職と割りきって働くことです。 たましいが喜ぶ仕事は、適職以外の時間をつくって、そこでやればいい。 天職で食べていこうとすると、どうしても無理が出ます。 チャンスがきて、喜びいさんで天職に就いたとしても、実際にその仕事をやってみると、好きな部分だけで成り立っているものではないということがわかるはずです。

たとえば鉄道の好きな人が、鉄道の専門誌をつくる出版社に就職したとしても、実際には校正の仕事とか、著者や印刷所との打ち合わせで忙殺されて、列車を見に旅に出ることもできなくなるかもしれません。
それより、鉄道は天職と考え、適職として普通の事務職に就けばどうでしょうか。 食べるための仕事と割りきって給料をもらい、余暇を使って日本全国の鉄道に乗りにいく、ということもできるでしょう。
経済的にゆとりのある適職を投げうって天職を求めても、理想と現実は大きくかけ離れていくので、不満が出やすいのです。 それよりも、天職は天職、適職は適職と割りきるほうが幸せを感じやすいと私は思います。

適職は食べるための仕事と割りきってやっていれば、不満も少なくなるでしょう。 たとえ残業しても、残業手当がつくと思えば、それほど苦にならないでしょう。
お金もひとつの張り合いになるものです。

それでも人間に与えられている時間は限られているし、適職を持っていると天職の時間がとれない、だから適職を天職としたい、と願う気持ちはわかります。
どうしてもその気持ちが強いなら、収入が下がることを覚悟のうえで転職してもいいでしょう。 けれどそうする前に、適職の中に天職を「足す」という方法もあります。 経済的にゆとりのある適職を投げうって天職を求めても、理想と現実は大きくかけ離れていくので、不満が出やすくなります。 天職は天職、適職は適職と割りきるほうが幸せになりやすいのです。

天職を求めて転職すると、職場を何度も変えなくてはいけなかったり、経済的に困窮したりします。 天職と適職を「交ぜる」のではなく、適職の中に天職を「足す」方法がないか、真剣に考えましょう。

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